男子ゴルフツアーの賞金シード枠が2段階に変更へ

臨時社員総会を9日に開いたJGTO(日本ゴルフツアー機構)が、賞金シード枠やその他の出場資格の改訂を承認しました。施行は2014年のツアーの結果を受けて2015年からとなる。

今回の改訂の主旨は、『調子の良い(今強い)選手に優先的に出場資格を与えることによるツアーの活性化』。

▼ 女子ゴルフツアーはこちら↓
リランキングと第2シードをLPGA(女子ゴルフツアー)でも導入開始|スポーツって気分
*男子ツアーに遅れること3年で導入開始

【追記】第2シードの撤廃が決定(17/12/06)

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JGTOの賞金シード枠変更の要旨


【2014年まで】 ⇒  【2015年から】
賞金ランク上位70名までが
来季の賞金シードを獲得。
賞金シードが上位75名までに拡大され、
2段階方式に変更。
(1)賞金ランク1位~60位(第1シード)
(2)賞金ランク61位~75位(第2シード)

(1)と(2)の大きな違いは2点。

1.出場優先順位が違う

(1)の賞金シードはツアーの出場優先順位のカテゴリが5番目で、(2)は20番目。故に(2)の場合は、日照時間の問題などで出場枠の少ない秋以降のトーナメントへの出場が難しい(トーナメントによっては50名ぐらい参加人数が違う)。

*現行の賞金シードのカテゴリは12番目。

2.(2)はリランキング(新システム「フォールシャッフル」)の対象となる

(2)の賞金シードは秋(10月頃)に行われるリランキングの対象となる。秋までに賞金を多く稼いで、リランキング対象選手の中で上位10名に入れば、出場優先順位がより高い14番目のカテゴリ(新設された出場資格)に移動できる。

秋までに結果を残せなかった(賞金を稼げなかった)選手はカテゴリ20番目のままとなり、シーズン終盤戦の出場権を事実上失うが、カテゴリ14番目に移動できれば終盤戦もほぼフル参戦となる。

*リランキングとは、その年の獲得賞金に応じて、対象選手の出場資格順位が変動するシステム。秋に1度行われる。
*リランキング対象カテゴリ
18.生涯獲得賞金ランキング1位~25位
19.アジアンツアー賞金王
20.賞金ランキング61位~75位(第2シード)
22.チャレンジトーナメント賞金ランキング上位者
23.QTランキング1~35位
24.賞金ランキング76位~100位
25. QTランキング36~90位

平たく言うと、上位60位(第1シード)まではこれまで通り来季レギュラーツアーにフル参戦でき、61位~75位(第2シード)の選手は前半戦で結果を残さないと、シーズン終盤の試合には出づらくなくなるということです(≒条件付きフル参戦)。

今シーズンより導入された新システム「フォールシャッフル」とは?|JGTO


15年から採用される出場資格と優先順位


01  賞金王
(翌年から5年間)
02  日本ゴルフツアー選手権/日本オープン/日本プロの優勝者
(翌年から5年間)
03  ゴルフ日本シリーズの優勝者
(翌年から3年間)
04  ツアートーナメント優勝者
(その年と翌年から2年間)
05  賞金ランキング1~60位(第1シード)
(翌年の1年間)
06  永久シード|1973年ツアー制施行後に25勝達成者
(翌週から永久)
07  会長の推薦
(そのツアートーナメント)
08  前年ツアートーナメント優勝者
(翌年から5年間そのツアートーナメント)
09  前年ツアートーナメント1~10位
(翌年のそのツアートーナメント)
10  直近のツアートーナメント1~10位
(直後のツアートーナメント)
11  チャレンジトーナメント賞金王
(翌年の1年間)
12  チャレンジトーナメント年間3勝
(その年の残りのツアートーナメント)
13  JGTOが指定するチャレンジトーナメント優勝者
(JGTOが指定するトーナメントへの出場)
14  当該年度に行われるリランキングの1~10位(フォールシャッフル)
(その年の残りのトーナメント)
15  USPGAツアーまたはヨーロピアンツアーのツアーメンバー資格取得者
(翌年の1年間)
16  ワールドカップおよび日韓対抗戦の日本代表出場者
(その年と翌年から2年間)
17  ツアー年間複数回優勝者
(年間2勝|その年と翌年から3年間、年間3勝以上|その年と翌年から4年間)
18  1973年ツアー制施行後の生涯獲得賞金ランキング1~25位
(本人が選択する1年間)
19  アジアンツアー賞金王
(翌年の1年間)
20  賞金ランキング61~75位(第2シード)
(翌年の1年間)
21  特別保障制度適用者
22  チャレンジトーナメント賞金ランキング上位者
(翌年度リランキングまでのツアートーナメント)
23  QTランキング1~35位
(翌年度リランキングまでのツアートーナメント)
24  賞金ランキング76~100位
(翌年度リランキングまでのツアートーナメント)
25  QTランキング36~90位

第2シードの選手(カテゴリ20)とQT上位者(カテゴリ23)は立場としてはそれほど大きな違いはないと思いますが、第2シードの選手はQTを受けなくて済むという点が大きなメリットだと思います。

2015年からは、「賞金王・国内メジャー優勝者・ワールドカップ出場者・米国と欧州のツアーメンバー」に出場義務試合数5が課せられています。満たせなければ翌年に限り、資格をはく奪されます。ただし見直しの動きもあるようです。

下記サイトの掲載内容を省略・意訳して掲載しました。詳細並びに正確な情報は以下よりご確認ください。
国内男子ツアーの新出場資格・全文(2015年度から適用)|GDO


参考サイト


この記事の内容ではよく分からなかったという方は、以下の外部記事を参考にして下さい。リランキングとフォールシャッフルは厳密には違うもののようです。

“寿限無”化する? 国内男子ツアーのリランキングを整理してみた|GDO
リランキング制度、フォールシャッフルとは?|ALBA

▼ 関連記事
男子ゴルフ賞金シード権2015|スポーツって気分

注)この記事は、ツアー関係者ではない者が執筆いたしておりますので、内容の正確性につきましては十分ではない場合があります。

年間シード(賞金ランキング60位まで)の下位資格として15年から設けられた、いわゆる「第2シード」(同61位から75位まで)が撤廃され、同65位までの年間シードに一元化。18年シーズンの成績から反映の対象になる。同時にフォールシャッフルも廃止される。

【第2シードが廃止】
├ 賞金シードは賞金ランク65位までに一元化
├ 以前第2シードがなかったときの賞金シードは、賞金ランク70位まで
└ 第2シードの廃止は、18年の賞金ランクの結果を受けて、19年から

2018年度のツアー日程を発表|JGTO
男子ゴルフのツアー出場権が2019年から改定 シード一元化へ|GDO
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